国語スタート ステップ1-13
ステップ1【13】
随想(ずいそう)随筆(ずいひつ)の問題です。
随想とは筆者の気持ち(心情)をつづった文章のことで、この場合、筆者が主張したいことは「心情」となります。心情が表れている箇所を、丁寧にチェックしていきましょう。
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
東京都庁へはじめていってきたとき、その巨大な建物のすべての部分が鉄と軽金属(けいきんぞく)とコンクリートとプラスチックとガラスで出来あがっていることに、言い知れぬ圧迫(あっぱく)感と不快(ふかい)感をおぼえて帰ってきました。息をする素材がない。エアコンディショニングで湿気を落とした空気は、たしかに快適です。しかし、どこにも水分がない。湿り気がない。そういう中に身を置いていますと、えも言われぬ感じがしてきます。心の中まで乾いてしまいそうな気がするのです。
《マークしよう》※右の文中にもマークすること
〈□には文中の言葉を記入しなさい。〉
言い知れぬ 圧迫感と 不快感を おぼえて 帰ってきました。
そう いう 中に 身を 置いて いますと、 えも言われぬ 感じが して きます。
心の 中まで 乾いて しまいそうな 気が するのです。
・筆者の心情を探す手がかりとなる言葉があります。その言葉の横に 線を引きなさい。
たしかに 快適です。 しかし、 どこにも 水分が ない。
・譲歩(じょうほ)を示す言葉(□□□□)に ○ をつけなさい。
・ 分けるポイント〔逆接〕=□□□を、□ で囲みなさい。
・打消語(□□)の横に(✓)をつけなさい。
(一) 「東京都庁」に対する筆者の心情(気持ち)を次のマス目の字数で抜き出しなさい。
□□□と□□□
↓ =(同じ次元(じげん)次元で同値(どうち)同値の関係をつかむ)
□□□□□□□□
↓ =(同じ次元(じげん)次元で同値(どうち)同値の関係をつかむ)
□□□□□□□□□□□□□□□
こたえ《たしかに・しかし・ない・圧迫感・不快感・えも言われぬ感じ
・心の中まで乾いてしまいそうな気》