国語スタート ステップ1-18
ステップ1【18】
一つの文も論理的関係で成り立っていることは、すでに学習しましたね。
実は、文と文・語句との間にも、論理的な関係が成り立っています。これからはその関係をつかみ取る練習として、指示語、接続語を取り扱っていきます。まずは、指示語の簡単な練習から始めましょう。
ところで、指示語って何でしょうか?
筆者が「あること」を述べたとします。すぐに同じことを述べるとき、またその表現を繰り返すのは、誰だってイヤですよね。そこで、「あること」を指示語で置き換えるのです。
あること=これは……
という文章があるとすると、「これ」が指示語、「あること」が指示内容です。
あるいは、「『これ』は『あること』をさしている」といいます。
もちろん、指示語「これ」と指示内容「あること」との間には、「イコールの関係」が成り立ちます。
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
ろくに学校にも行かなかったけど、チャップリンはだれにも負けない勇気と才能と想像力(そうぞうりょく)を持っていました。これは人生を切り開くうえでの何よりの力です。
《マークしよう》※右の文中にもマークすること
・人物を○で囲み、「主語」には(S→)、「述語」には(P )とチェックしなさい。
(問) 傍線部(ぼうせんぶ)傍線部「これ」が指しているのは何ですか。
① 九文字で抜き出して答えなさい。
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② 同じ内容を、十七文字で抜き出して答えなさい。
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こたえ《 勇気と才能と想像力 ・ だれにも負けない勇気と才能と想像力 》