国語スタート ステップ1-27
ステップ1【27】
文と文、語句との関係を、論理的に把握する練習を続けましょう。今度は指示語に続いて、接続語の問題です。
接続語は、前と後の言葉をつなげる役割をしますが、その中心は接続詞です。そのほかには、接続助詞や副詞の一部もその役割を果たします。そしてその接続語は、つなげる前後の言葉の論理関係によって決まるのです。
◆順接(じゅんせつ)(つなぐポイント) (→)
私はがんばって勉強した。▽、成績が上がった。
「→」は、前の言葉を受けて、話が次に進むことを表しています。この論理的な関係を“順接”といいます。主なものとして、「そして」「すると」「だから」「そこで」「したがって」などがあります。
◆逆接(ぎゃくせつ)(分けるポイント) (↕)
私はがんばって勉強した。だけど、成績は上がらなかった。
「↕」は、前の言葉を受けながら、話の流れが逆転したことを表しています。この論理的な関係を“逆接”といいます。主なものとして、「しかし」「だが」「けれども」「でも」「ところが」「なのに」などがあります。
ここでは、とりあえず大きく順接(つなぐポイント ▽で囲む)か、
逆接(分けるポイント ↕ □で囲む)かを考えていきましょう。
次の空欄に入る接続語は、順接(じゅんせつ)(つなぐポイント)か、
逆接(ぎゃくせつ)(分けるポイント)かを答えなさい。
① 夢を抱いて、ここまできた。( )、ついに、すべてを失ってしまった。
② もう少し歩こうね。( )、目的地に着いたら、休憩(きゅうけい)しよう。
③ 幽霊(ゆうれい)幽霊を見た。( )、怖くなかったよ。
④ 空を飛びたいなあ。( )、羽がない。
⑤ 空を飛びたいな。( )、人は飛行機を発明したんだ。
①「 」 ②「 」
③「 」 ④「 」
⑤「 」
こたえ《 ・逆接 ・順接 ・逆接 ・逆接 ・順接 》